長期投資のリスク

今回の日本とアメリカの株価暴落を受けて

「長期投資なら損切はすべきでない」
「買い増しのチャンス」

などなど、前向きな意見もありますが
その長期投資をどのくらいの期間でみるかは人によると思います。

今20代の方なら50年後まで考えた投資計画も考えられるかもしれませんが
今50代の方はせいぜい20年後までが限度かと(頭もボケてきますからね)。


今回の株価下落は日銀の利上げのみが原因ではないでしょう。
上げ幅がまだまだショボ過ぎるからです。

よく言われる逆イールドカーブの解消局面では景気が後退する、とされてますが
確かに先日発表された雇用統計は経済アナリストさん達の予想より悪いものでした。

アメリカの景気後退の影響を日本も受けるでしょうし、
何より、これまで株価が実態より高過ぎました。

たぶん、しばらくは株価がもっと下落していく局面が続くかと。
長期投資を20年と見ている方は出口を見いだせないかもしれません。

なら、今のうちに損切して、いったん現金で持っておいた方が
資産保全の観点からも賢いのでは?と思ったりしました。


今回の株価下落はいつもとは違うって誰もが気づいているかと思います。
下落寸前まで、金(ゴールド)と株価が両方上昇してましたからね^^;

ホントおかしな状況でした。


日本では新NISAで投資を始めた方の困惑した状況が話題になってますが
損したとしても今の時点ではせいぜい数十万かそこらでしょう。

原則通り余裕資金で投資をしていたのなら
今回の下落による損失は良い勉強代です。


今この時点での判断は非常に大事になってくると思われます。
不確定要素が多すぎるので、長期投資を基本としている人でも
いったんは売却して現金で持っておいた方がいいんじゃないかな?と思った次第です。